昭和の出前ブームから始まった 配達用バイク。

お寿司屋さん、蕎麦屋さん、ピザ屋さん、などさまざまな業種がバイクを乗っていました。

かつて、ホンダの創設者である、本田宗一郎は、スーパーカブ開発の最終段階で、

「そば屋さんの出前持ちが、そばを肩にかついで片手で運転できるバイクだ」と言い出した

と記録があります。

参考資料:https://www.honda.co.jp/supercub-anniv/story/

1958年8月ホンダC110の発売開始から現在まで、約60年間、名前もスタイルも残り続けるとは改めて驚愕いたします。

出典:本田技研工業株式会社

 

その後、ホンダのスーパーカブを筆頭に、ヤマハメイト、そして、スズキのバーディーなど各社が競って製造。しかし、平成になってから徐々に飲食店での使用が減っていき、それに伴いバイクメーカーも車種を減らしていきました。

 

 

そして、現在は原付で乗れるデリバリー用のバイクは数少ないものとなりましたが、今でも働くバイクとして残っている頼もしいバイク達を、私の視点から紹介いたします

 

ホンダ ベンリィ50

 

 

 

 

 

ビジネスに必要な性能を詰め込んだホンダのスクーターです。

エンジンは静かな方が良い理由

 

50ccの4ストローク水冷エンジンを積載しており、静かで力強い走りを実現してます。

この、静かなエンジンという点では、早朝の住宅地等での業務に配慮しています。

数年前から、どの車種も排ガス規制の観点から2ストロークエンジンは販売を終了しており全車種4ストロークエンジンのみとなております。なので、オイル交換は定期的に行う必要があります。

燃料はもちろんレギュラーガソリンです。

 

配達バイクはサイドスタンドが重要

 

駐停車で便利なリアブレーキロックレバーも採用しているので、配達時の駐車も安心です。

これは、配達をするとわかるのですが、何軒もかけもちでの配達の業種の場合(新聞配達など)センタースタンををする時間が無いので、必要に応じてパーキングを使用するのです。

なので、サイドスタンドも大きめのものが装備してあり、停車時の安定感を考慮しています。

まさに、働く人のための性能を備えた「ビジネスのスタンダード 50ccのベンリィ」ということですね。

 

ここがポイント 大型のリアデッキ

デリバリーバイクにおいて、もっとも重要なのはリアデッキ。

重い荷物も積めて、積み降ろしもラクに行えなくてはいけません。

ベンリーでは、さまざまな種類・サイズの荷物に対応しており、別売の専用リアボックスを取り付け、使いやすく用途が広がります。

 

燃費と価格

※2020/5現在

  • 参考燃費62km/L
  • メーカー希望小売価格(消費税込み):242,000円 (消費税抜本体価格 220,000円)

出典:本田技研工業 https://www.honda.co.jp/BENLY/equipment/

 

 

ヤマハ ギア 50

 

レスポンスの良いエンジン

ギヤも、ベンリーと同様に50ccの4ストローク水冷エンジンを積載しており、静かで力強い走りを実現してます。

エンジンフィーリングを個人的な感想で言うと、ギヤはアクセルレスポンスがよく軽くふけあがる感じがします。

これは、停車時のアイドリングからすぐにスタートできるストレスフリーにつながるポイントです。

 

サイドスタンドの接地面積が広い[サイドスタンド](ギア/ニュースギアのみ)
サイドスタンドの路面接地部分の形状変更で、駐車時の安定感に貢献します。

 

 

配達バイクはヘッドライトの位置も重要!

意外と気が付かないポイントで、ヘッドライトの位置があります。

通常スクーターといえばヘッドライトはハンドルの真ん中についているイメージがあります。ですが配達用バイクの場合、荷物をかごに満載に入れた時、ヘッドライトがハンドルについていると荷物が邪魔で照らしない場合があります。

なのでライトの位置は通常カゴの下あたりについているのがデリバリーバイクの基本となります。フロント積載時にも隠れない配置とし、配達時の安心感につなげています。

ギヤには、ヘッドランプに35/35Wハロゲンバルブ装着。夜間でも安心して運転できます。

 

忘れるべからずシートの高さ

 

最適なシート形状とシートの高さを715mmにすることにより、乗り降りしやすく足付き性を両立しています。

これにより、スムーズな乗り降りができるうえ、跨った状態での取り回しがラクに行えます。

 

知ってて得する ハンドル切れ角とは・・・

 

配達していると初めての場所へ行くときも多くなります。

そんな時、行き止まりだったり、急な回り道になったり、予期せぬことが起こることもしばしば。そんな時に一番役立つのがハンドルの切れ角の多いい所。

ハンドルが大きく振れることで、面舵いっぱいにターンをすることが出来るので、思い切った配達が可能です。

ギヤのハンドルの切れ角は左右それぞれ50度。 小径なタイヤとあいまって、狭い道での取り回しや方向転換が容易に行えます。

 

燃費と価格

※2020/5現在

  • 参考燃費:66.9km/L(30km/h)
  • メーカー希望小売価格:231,000円 [消費税10%含む] (本体価格 210,000円)

出典:ヤマハ株式会社 https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/gear/

 

 

ホンダ スーパーカブ50 プロ

 

出典:本田技研工業

 

 

毎日の配達で頼れる、プロ仕様の装備が充実。

往年のノンクラッチシフトチェンジ

 

ペダルを踏み込むだけでラクに変速できるシフトチェンジは、停車時のみロータリー式となる4段リターン式。

まさに、カブと言えばのシフトチェンジです。これは、左手のクラッチ操作は不要で、ペダルを踏み込むだけで変速できます。

唯一のデリバリーバイクのなかでマニュアル車なわけですが、大きなメリットはやはり「燃費」です。

他の追随を許さない圧倒的な燃料消費率93.0km/Lには圧巻です。

 

プロ仕様は14インチタイヤ

扱いやすく作業時や取り回しに便利な小径14インチタイヤを装備。

停車中の安定感と、すぐに停められる手軽さを両立しています。

 

燃費と価格

※2020/5現在

  • スーパーカブ50 プロ 燃料消費率93.0km/L
  • メーカー希望小売価格(消費税込み):258,500円 (消費税抜本体価格 235,000円)

出典:本田技研工業 https://www.honda.co.jp/SUPERCUB/PRO/

 

 

番外編

 

ホンダ GYRO X[スタンダード]

 

出典:本田技研工業

 

 

何と言っても3輪だから安心。すぐれた安定性と乗り心地をかなえる往年のスリータージャイロシリーズです。

パーキングもレバーなので簡単です。

タイヤは前後ともにチューブレスタイヤを採用。後輪のホイールサイズを8インチとしたことで、大きな荷物を載せても頼もしい走りを追求。

ジャイロX[スタンダード]は、配達時に活躍する大型キャリアを後部に装備。前後にバランス良く荷物を載せられ、便利な荷掛けフックも備えています。

 

燃費と価格

※2020/5現在

  • 参考燃費:60km/L
  • メーカー希望小売価格(消費税込み):426,800円 (消費税抜本体価格 388,000円)

出典:本田技研工業 https://www.honda.co.jp/GYROX/

 

 

まとめ

 

実際の所、業種によっても異なるのですが、多く使われているのが「ヤマハギヤ」となっており、次に「スーパーカブプロ」の順が妥当かと思います。

その理由は、カブの方が燃費が良いのですが、同一バイクを不特定多数の方が乗る業種の場合、足つき性や重量操作性(オートマチック)、そして金額などをトータルで考えると「ヤマハギア」になっているのかと思います。

ただ、個人営業などで「自分だけが乗る」という場合は、カスタムしたり燃費の良い車種を選んだり、3輪など安定性を選んでも良いかも知れません。

このように、使用する条件によってメリットデメリットがあるといえるでしょう。

参考にしていただけると幸いです。