今回、カワサキ エストレヤESTRELLAをスクランブラーにしてみました。

最近、メーカーの新型発表なのでよく耳にする
「スクランブラー」
たくさんあるバイクのジャンルの中で、そもそもスクランブラーとはいったい何なのでしょうか??
そもそも、スクランブラーってなに??
オートバイのジャンルで、「スクランブラー」というジャンルをご存知でしょうか??
現在、市販されているスクランブラーでは、トライアンフScrambler(スクランブラー)があります。
そして先日、ドカティからも新型スクランブラーを発売する事を正式に発表しました。
そもそもスクランブラーとは・・・・
1960年代に砂漠レース用バイクとして開発された車両のようです。
マフラーは、アップタイプ。
ホイールには前輪に18・19インチ、後輪に17インチなど、大径のワイドリム。
それに、オフロードタイヤを組み込んだスタイル。
車両のベースとしては、フラッグシップモデルをカスタムしているものがおおい。
当時は、トライアンフ、ドカティのほか、各国でこの様なスタイルのオートバイを発表していました。
そして、そのころ日本では、HONDAドリームCL450 SUZUKIハスラー250 YAMAHA トレール250 など今でも名を残す名車がこれです。
・・・・・っと言うように、どのメーカーもかつては時のバイクとして発売をし、一躍脚光をあびたオートバイのジャンルなのです。
そして、今ではBMW R-NINETをはじめ、ドカティの新型車の発表などなど・・・
改めて注目されているジャンルなのです。
そんな、オールドタイムなスクランブラー・・・・
現行の250の国産でスクランブラーにできないものかと考えて、友人と相談した結果、
エストレアをスクランブラーにすることにしました。
しかし、完成するまでには、なかなかの課題があったのでご紹介します。
エストレヤをスクランブラーにするには??
スクランブラーにするためまずしなければいけない事・・・
それは、何と言ってもフロントホイールを19インチ化!!をしなければいけません。

エストレヤのホイールの大きさはもともと純正のサイズは、18インチ。
なので、ホイル径が1インチ(2.54cm)おおきくなります。
フロントホイールの19インチ化する
今回、オーナーとタイヤ交換のご相談をしていたところ、林道などフラットダートも走りたいとご要望を受け、エストレヤをスクランブラー化する事となりました。
他の決め手にも、エストレヤはスクランブラーのベースにはピッタリな形状をしているという事も、一つありました。
19インチホイールリムの組付け
まず最初に、フロントホイールを19インチに変更するには、リムを交します。
フロントホイールのリムを外して一旦バラバラにします。

そして、ハブだけの状態にしてスポークを19インチ用に組み替えます。
最後、そのハブに19インチのリムを組んで、スポークを調整して振れを取ります。

タイヤは、林道などのフラットダートなども、時々走りたいとのご要望で、
ON・OFF両用のタイヤをセレクトさせて頂きました。

タイヤを組んだ後、バランスを取ってフロントを組み付けます。
そして、リヤタイヤもフロントと同じパターンのタイヤに変更。
急遽ベアリング交換
リヤタイヤを外した時、ベアリングが破損していたので、ホイールベアリングも合わせて交換しました。
やはり、ベースの車両は初期型のキャブレター仕様のエストレア。
ベアリングなどの消耗品は、さすがに油分が抜けてパサパサになっていました。

なので、新品のベアリングに交換です。
ベリングは、NSKのシールベアリングに交換。

最後に、ここがポイントなのですが、タイヤを18インチから19インチに1インチアップすることで、フェンダーが入らなくなってします!
なので、今回はフロントフェンダーを加工して「3センチ」上につくように溶接加工しました。

リヤタイヤの交換
そして、リヤタイヤを組み付け。
リヤタイヤは、ホイールのインチは一緒なので、タイヤ交換だけでOK
これだけでも、太くて迫力がありますね。

画像で見る以上に、迫力が増して、走破性の高いバイクになりました。

さらに、ルックスも全体のバランスが整ったような雰囲気。
スクランブラーエストレア、カッコイイです!!
ではでは。